名づけサイトで候補の名前を入れてみたら、天格のところに「凶」の文字。
「まだ生まれてもいないのに、この子の運勢が悪くなったらどうしよう」と、胸がぎゅっとなった方もいらっしゃるかもしれません。
でも安心してください。天格は名字の画数だけで決まるため、赤ちゃんの名前のせいで凶になっているわけではありません。
この記事では、天格が凶と出たときに知っておきたい理由と、名づけで今日からできる5つの対策を、わが子の名づけで画数に悩み抜いた母の目線でやさしくお伝えします。
千明私も第一子のとき、夜中にスマホで画数を調べて「天格・凶」の文字を見て眠れなくなりました。
あとから仕組みを知って、「なんだ、名字のことだったのね」と肩の力が抜けたんです。
同じ不安を抱えている方に、あのとき私が知りたかったことをお届けしますね。
【結論】赤ちゃんの名前の天格が凶でも心配しすぎなくて大丈夫な3つの理由


先に結論をお伝えすると、天格の凶は、名づけで「直す」ものではなく「ほかの格で整える」ものと考えるのがおすすめです。
そう言える理由を3つにわけてご紹介します。
理由①天格とは「名字の画数の合計」のこと
姓名判断では、名前を五格(ごかく)という5つの数字で読み解きます。
五格とは、天格・人格・地格・外格・総格のことで、それぞれ名前のどの部分の画数を足すかが決まっています。
このうち天格は、名字(姓)の画数をすべて足した数です。
つまり、同じ名字のご家族はみんな同じ天格になり、赤ちゃんの名前をどう変えても天格の数字は変わりません。
| 五格 | 計算のしかた(熊崎式の場合) | 名前で変えられる? |
|---|---|---|
| 天格 | 名字の画数の合計 | 変えられない |
| 人格 | 名字の最後の字+名前の最初の字 | 変えられる |
| 地格 | 名前の画数の合計 | 変えられる |
| 外格 | 総格から人格を引いた数 | 変えられる |
| 総格 | 名字と名前の画数すべての合計 | 変えられる |
表のとおり、名づけで動かせるのは天格以外の4つです。
天格が凶だからといって、赤ちゃんの名前選びが失敗しているわけではないんですね。
理由②天格は単独で吉凶を重く見ないとされている
天格は「ご先祖さまから受け継いできた運」をあらわすと言われています。
日本で広く使われている熊崎式をはじめ、多くの流派では、天格はそれ単独で吉凶を判断するより、ほかの格との組み合わせを見るための数として扱われることが多いようです。
たとえば「田中」さんなら、田(5画)+中(4画)で天格は9画。
9画は凶数とされることが多い数ですが、田中さんというよくある名字の方がみんな不運かといえば、そんなことはありませんよね。
理由③画数の吉凶は流派によって判定が変わる
姓名判断にはたくさんの流派があり、漢字の数え方や吉凶の判定が少しずつ違います。
たとえば熊崎式では旧字体の画数で数えるため、くさかんむりを6画として数えるなど、新字体で数える流派とは結果が変わることがあります。
あるサイトでは凶、別のサイトでは吉、ということも珍しくありません。
ひとつの判定結果だけで、赤ちゃんの将来が決まるわけではないと受け止めてくださいね。
【関連記事】赤ちゃんの名前、画数が流派で違うのはなぜ?迷った時の決め方5つ
天格が凶か確かめる手順|名字のパターン別の数え方


まずは、本当に天格が凶なのかを落ち着いて確かめてみましょう。
数え方をまちがえて、凶ではないのに凶と思い込んでいるケースもあります。
名字の文字数によって天格の数え方が変わる
熊崎式などでは、一文字の名字のときに霊数(れいすう)という「1」を足して数えるルールがあります。
霊数とは、一文字姓や一文字名のときに五格のバランスをとるために加える、仮の数のことです。
| 名字の文字数 | 天格の数え方(熊崎式の例) | 例 |
|---|---|---|
| 一文字(林・森など) | 名字の画数+霊数1 | 林(8画)→天格9 |
| 二文字(田中・山田など) | 2文字の画数の合計 | 田中(5+4)→天格9 |
| 三文字(佐々木など) | 3文字の画数の合計 | 流派により「々」の数え方が異なる |
霊数を足すかどうか、「々」を何画で数えるかは流派で分かれるところです。
サイトごとに天格の数字が違うときは、まずこの数え方の違いを疑ってみてくださいね。
戸籍の字体(旧字・異体字)も確認しておく
「髙橋」の「髙(はしごだか)」や「﨑(たつさき)」のように、戸籍上の名字が異体字になっているご家庭もあります。
どの字体で数えるかで画数が変わるため、戸籍に登録されている字体を一度確認しておくと安心です。



わが家も、サイトによって天格の数字がバラバラで混乱しました。
紙に名字を書いて、流派ごとの数え方を並べてみたら「違って当たり前なんだ」と納得できたんです。
数字の違いに振りまわされそうなときは、いったん手を止めて深呼吸してみてくださいね。
赤ちゃんの名前の天格が凶だったときの対策5つ


天格そのものは変えられなくても、名づけでできることはちゃんとあります。
大切なのは、天格以外の格と全体のバランスで名前を整えていくことです。
対策①人格・地格・総格を優先して整える
五格のなかでも、名づけで特に大切にされることが多いのが次の3つです。
- 人格:その人の性格や中心となる運をあらわすと言われる
- 地格:幼少期から若いころの運をあらわすと言われる
- 総格:人生全体、とくに後半の運をあらわすと言われる
この3つは、名前の漢字選びで動かすことができます。
天格が凶でも、人格・地格・総格を吉数にそろえることを目標にすると、名づけの方向性がぐっと見えやすくなりますよ。
【関連記事】赤ちゃんの名前は五格の優先順位が大切|全部吉にできない時の決め方
対策②三才配置で天格とのつながりを整える
天格が活きてくるのが三才配置(さんさいはいち)という見方です。
三才配置とは、天格・人格・地格の数字を「木・火・土・金・水」の5つの性質に置きかえて、3つの相性を見る方法のことです。
| 数字の一の位 | 五行 |
|---|---|
| 1・2 | 木 |
| 3・4 | 火 |
| 5・6 | 土 |
| 7・8 | 金 |
| 9・0 | 水 |
天格は固定でも、名前の漢字を選ぶことで人格と地格は変えられます。
つまり、天格と相性のよい人格・地格を選ぶことで、名字との流れを整えることができると言われているんです。
天格の数字の「吉凶」よりも、三才のつながりを意識するほうが、名づけとしては前向きな工夫になりますね。
対策③信じる流派をひとつに決めて振りまわされない
いくつものサイトで調べるほど、凶の判定に出会う確率は上がります。
「熊崎式で見る」「この本の数え方で見る」と最初にひとつ基準を決めておくだけで、迷いはかなり減りますよ。
ほかの判定は「参考程度」と割りきって大丈夫です。
対策④呼び名・漢字の意味・込めた想いを大切にする
画数は、名前を読み解くひとつの要素にすぎません。
毎日呼ばれる響きのあたたかさ、漢字にこめた願い、「この名前にしたい」と感じたご両親の気持ちも、名前の大切な一部です。
画数だけで候補を消してしまう前に、その名前を選んだ理由をもう一度ふり返ってみてくださいね。
対策⑤迷ったら第三者に最終チェックしてもらう
候補がいくつかに絞れたら、姓名判断にくわしい人に全体を見てもらうのもひとつの方法です。
自分たちだけで悩んでいると、どうしても凶の文字ばかりが気になってしまいます。
第三者の目線が入ると、「この名前で大丈夫」と納得して決められることも多いですよ。



私は、天格が凶でも人格と地格を吉数でそろえた名前を選びました。
今では毎日その名前を呼ぶたびに「この子らしい名前になったな」と感じています。
数字よりも、呼ぶたびに愛おしく思える名前であることがいちばんだと、今なら心から思えます。
天格の凶を気にしすぎたときに起こりがちな3つの落とし穴
天格の凶をなんとかしようとするあまり、かえって名前選びが苦しくなってしまうこともあります。
次のような状態になっていたら、少し立ち止まってみてください。
- 名前で天格を変えようとして候補が見つからない:天格は名字で決まるため、名前をどう変えても数字は動きません
- 画数合わせで読みにくい名前になる:無理な当て字や珍しい漢字は、お子さんが日常で困る場面につながることもあります
- 判定サイトを何十個も見て眠れなくなる:流派が違えば結果も違うので、見るほど不安が増えやすくなります
妊娠中や産後は、心も体もとても敏感な時期です。
名づけは「完璧な数字」を探すことではなく、家族が納得できる名前を見つけることだと考えてみてくださいね。
【関連記事】赤ちゃんの名前の画数が「凶」…運勢は決まる?五格別の受け止め方
赤ちゃんの名前の天格の凶に関するよくある質問
Q.天格が凶だと、子どもの運勢は悪くなりますか?
天格が凶だからといって、運勢が悪くなると決まるわけではありません。
天格は名字の画数で決まり、多くの流派では単独の吉凶を重く見ないとされています。
人格・地格・総格や三才配置とのバランスのなかで受け止めるのがおすすめです。
Q.赤ちゃんの天格を変える方法はありますか?
天格は名字の画数の合計なので、赤ちゃんの名前で変えることはできません。
そのぶん、名前で動かせる人格・地格・総格を整えることに気持ちを向けてみてくださいね。
Q.サイトによって天格の画数が違うのはなぜですか?
旧字体で数えるか新字体で数えるか、一文字の名字に霊数を足すかどうかなど、流派ごとにルールが違うためです。
どれが正しいというより、自分が基準にする流派をひとつ決めることが大切です。
Q.天格も地格も凶になってしまう場合はどうしたらいいですか?
天格は変えられないので、まずは地格を吉数にできる漢字の組み合わせがないか探してみましょう。
どうしても候補の名前をあきらめきれないときは、人格や総格とのバランスを含めて、姓名判断にくわしい人に相談してみるのもひとつの方法です。
まとめ|天格の凶は「名字のもの」、名前は想いとバランスで選んで大丈夫
赤ちゃんの名前の天格が凶と出ても、心配しすぎる必要はありません。
天格は名字で決まる数なので、名づけでは人格・地格・総格と三才配置を整えることに目を向けましょう。
- 天格は名字の画数の合計で、名前では変えられない
- 多くの流派で、天格は単独の吉凶を重く見ないとされている
- 画数の吉凶は流派によって判定が変わる
- 対策は「人格・地格・総格を整える」「三才配置を見る」「流派をひとつに決める」
- 呼び名や漢字の意味、込めた想いも名前の大切な要素
画数は名前を読み解くひとつの手がかりです。
赤ちゃんの名前を呼ぶたびに、あたたかい気持ちになれる。
そんな名前に出会えることを、心から願っています。



「候補はあるけど、本当にこれで大丈夫かな」と最後のひと押しがほしいときは、姓名判断にくわしい専門家に相談してみるのもおすすめです。
私も誰かに「大丈夫ですよ」と言ってもらえたことで、ようやく名前を決められました。
ひとりで抱えこまず、安心して名づけの時間を楽しんでくださいね。








