「上の子の名前は総格が大吉だったのに、下の子の候補はどうしても吉数にならない…」
「兄妹で漢字をおそろいにしたいけれど、画数はどう考えたらいいの?」
二人目、三人目の名づけでは、一人目のときにはなかった「兄妹のバランス」という悩みが加わりますよね。
先にお伝えすると、兄妹の名前の画数は、無理にそろえたり、上の子と同じ吉凶にしたりする必要はないと言われています。
姓名判断はその子一人ひとりの名前を読み解くもので、兄妹の画数を比べて優劣をつけるものではないからです。
この記事では、兄妹の名前で画数が気になったときの考え方と、統一感と画数の両方を大切にしながら名前を決める5つのステップを、やさしくお伝えします。
- 兄妹の名前の画数をそろえなくていい理由
- 兄妹で「同じになる画数」と「変わる画数」の違い
- 上の子と画数の差が出たときの受け止め方
- 統一感と画数を両立させる名づけの5ステップ
千明中村千明です。
私も第二子の名づけのとき、「お兄ちゃんは大吉なのに、この子だけ吉数じゃなかったら不公平かな」と、夜中に何度も画数表を見返していました。
同じ気持ちで検索してくださった方に、少しでも肩の力を抜いていただけたらうれしいです。
【結論】兄妹の名前の画数は「そろえなくて大丈夫」と言われています
姓名判断には「兄妹の画数をそろえるべき」という決まりは、基本的にありません。
画数の吉凶は、その子の名字と名前の組み合わせだけで見るものです。
上の子が大吉で下の子が吉でも、それで兄妹の運に差がつくと決まるわけではありません。
兄妹の名前は「天格」が必ず同じになる
兄妹は同じ名字なので、名字の画数の合計である「天格(てんかく)」は必ず同じになります。
天格は家系やご先祖から受け継ぐものとされ、名づけでは変えられない部分です。
つまり兄妹の名前は、もともと同じ土台の上に、それぞれの名前をのせる形になっています。
土台は同じなので、その上の名前で個性が分かれるのはごく自然なことなんですね。
【関連記事】赤ちゃんの名前の天格は大吉じゃなきゃダメ?名字で決まる理由と正しい見方
「上の子と同じくらい良い画数に」と考えすぎなくていい理由
兄妹で画数を比べたくなるのは、どの子にも同じだけ幸せになってほしいという親心だからこそです。
ただ、画数の吉凶は流派によっても判定が変わります。
ある流派では大吉の数が、別の流派では吉だったり、注意が必要な数とされたりすることもあります。
「どちらがより良い画数か」を厳密に比べることは、もともと難しいものなのです。
兄妹の名前で見る「五格」の基本|同じになる画数・変わる画数


姓名判断では、名前を「五格(ごかく)」という5つのパートに分けて読み解きます。
兄妹の名前を考えるときは、五格のうちどこが兄妹で同じになり、どこがその子だけのものになるのかを知っておくと、整理しやすくなります。
| 五格 | 数え方 | 意味(一般的な解釈) | 兄妹では |
|---|---|---|---|
| 天格(てんかく) | 名字の画数の合計 | 家系・ご先祖から受け継ぐもの | 必ず同じ |
| 人格(じんかく) | 名字の最後の字+名前の最初の字 | 性格や人生の中心。最も重視されることが多い | 名前の1文字目が同じなら同じ |
| 地格(ちかく) | 名前の画数の合計 | 幼少期〜若い頃の運や基礎の性格 | その子ごとに変わる |
| 外格(がいかく) | 総格から人格を引いた数 | 対人関係や周りからの影響 | その子ごとに変わる |
| 総格(そうかく) | 名字と名前すべての画数の合計 | 人生全体の流れ・晩年の運 | その子ごとに変わる |
表のとおり、兄妹で必ず同じになるのは天格だけです。
名前の1文字目に同じ漢字を使えば人格も同じになりますが、それ以外の地格・外格・総格は、その子だけの数になります。
例:「田中結人」くんと「田中結衣」ちゃんの五格
名字が同じで、1文字目に同じ「結」を使った兄妹で見てみましょう。
※画数は一般的な数え方の例です。
流派によっては漢字の数え方が変わることがあります。
| 五格 | 田中 結人(5・4・12・2) | 田中 結衣(5・4・12・6) |
|---|---|---|
| 天格 | 9 | 9 |
| 人格 | 16 | 16 |
| 地格 | 14 | 18 |
| 外格 | 7 | 11 |
| 総格 | 23 | 27 |
同じ「結」で始まる兄妹でも、2文字目が変わるだけで地格・外格・総格はすべて変わります。
おそろいの漢字を使っても、名前としてはまったく別のものとして読み解かれる、ということですね。
三才配置も兄妹でそれぞれ違っていい
「三才配置(さんさいはいち)」とは、天格・人格・地格の数をそれぞれ「木・火・土・金・水」の五行に当てはめて、その組み合わせのバランスを見る考え方です。
兄妹では天格が同じなので、三才配置の出発点も同じです。
ただ人格や地格が変われば組み合わせも変わるため、兄妹で配置が違うのは自然なことです。
三才配置を重視するかどうかも流派によって差があるので、気になる場合の参考程度にとどめておくと安心です。
兄妹の名づけで画数が気になる5つのケースと受け止め方


ここからは、二人目以降の名づけでよく出てくる悩みを、ケースごとに見ていきます。
いずれも「画数は名前を読み解く一つの要素」という視点で受け止めると、気持ちが少しラクになるはずです。
ケース1:上の子は大吉なのに、下の子が吉数にならない
いちばん多いのがこの悩みです。
名字が同じでも、使いたい漢字や響きが変われば、画数の組み合わせは大きく変わります。
五格すべてを大吉にそろえるのは、どんな名前でも難しいものです。
多くの流派では、人格と総格を特に大切にすると言われています。
まずはこの2つを確認し、そのほかは「凶数を避けられたら十分」くらいに考えると、候補を絞り込みやすくなります。
【関連記事】赤ちゃんの名前は五格の優先順位が大切|全部吉にできない時の決め方
ケース2:兄妹で同じ漢字を使うと、画数はどうなる?
「結人」と「結衣」のように1文字目をそろえると、人格は兄妹で同じ数になります。
人格が吉数なら、下の子も同じ吉数の人格を持てるので、安心につながるという考え方もあります。
一方で、2文字目をそろえる(例:「〇太」と「△太」)場合は、人格は変わり、地格と総格に影響が出ます。
どちらがいいということではなく、同じ漢字を使う位置で、変わる格が違うと知っておくと計算しやすくなります。
ケース3:兄妹で総格が同じ・近い数になった
「兄妹で総格が同じだと運勢がぶつかる」といった話を耳にすることがあるかもしれません。
ただ、こうした考え方は一部で言われているもので、姓名判断全体で広く共通するルールではありません。
同じ吉数を持つ兄妹は「同じ良い数を分け合っている」と前向きに受け止めることもできます。
どうしても気になるときは、信頼できる専門家に一度見てもらうと、気持ちの整理がつきやすいでしょう。
ケース4:止め字や響きをそろえたら、画数が凶数になった
「〜と」「〜な」など響きをそろえたいのに、上の子と同じ漢字を使うと画数が合わないこともあります。
そんなときは、響きはそのままに、漢字だけを変えるのがおすすめです。
たとえば「と」なら「斗・人・翔」、「な」なら「奈・那・菜」と、同じ音でも画数の違う漢字がたくさんあります。
音で兄妹のつながりを残しながら、画数を整えることができます。
ケース5:上の子は画数を気にせず名づけてしまった
二人目で姓名判断を知り、「上の子の名前を調べたら凶数があった」と落ち込む方も少なくありません。
でも、凶数があるから不幸になる、と決まるわけではありません。
凶数とされる数にも、「試練を乗り越える力」や「個性の強さ」として読み解かれる面があります。
名前に込めた想いや、毎日呼んできた時間そのものが、その子の名前の大切な一部です。
【関連記事】赤ちゃんの名前の画数が「凶」…運勢は決まる?五格別の受け止め方



実は私も、二人目の名づけで姓名判断を深く学んでから、上の子の名前の地格が凶数とされる流派があると知りました。
一瞬ヒヤッとしましたが、元気に笑う息子の顔を見て、「この子の名前はこの子のもの」と思い直せたんです。
比べるより、それぞれの名前を大切にしてあげたいですね。
【5ステップ】兄妹の名前を統一感と画数の両方から決める方法


ここからは、兄妹のつながりと画数のどちらも大切にしながら、下の子の名前を決める流れをご紹介します。
先に「何をそろえたいか」を決めてから画数を確認するのが、迷いを減らすコツです。
ステップ1:兄妹で「そろえたいもの」を決める
兄妹の名前の統一感は、大きく次の4つで出せます。
全部をそろえる必要はなく、1つそろえるだけでも十分つながりは感じられます。
- 漢字:「陽」「結」など同じ漢字を使う
- 響き:止め字や頭の音をそろえる
- イメージ:季節・自然・色などのテーマをそろえる
- 文字数:漢字2文字同士、ひらがな名同士など
ステップ2:名字から人格・総格の吉数候補を出す
名字の画数は上の子と同じなので、上の子のときに調べた情報がそのまま使えます。
名字の最後の字の画数をもとに、人格が吉数になる名前の1文字目の画数を書き出し、あわせて総格が吉数になる組み合わせをメモしておきましょう。
ステップ3:そろえたい要素の範囲で漢字を当てはめる
ステップ1で決めた「そろえたいもの」と、ステップ2の画数候補を照らし合わせます。
響きをそろえたいなら同じ音の漢字の中から、イメージをそろえたいならそのテーマに合う漢字の中から、画数の合うものを探していきます。
候補が見つからないときは、そろえる要素を一つゆるめると、ぐっと選択肢が広がります。
ステップ4:流派の違いを確認する
上の子のとき、どの流派で調べたかを思い出してみてください。
たとえば熊崎式(くまさきしき)では、漢字のもとになった字の画数で数えるため、「さんずい」を4画、「くさかんむり」を6画と数えるなど、ほかの数え方と結果が変わることがあります。
兄妹で別々の流派を使うと比べにくくなるので、同じ流派で調べると迷いにくくなります。
【関連記事】赤ちゃんの名前、画数が流派で違うのはなぜ?迷った時の決め方5つ
ステップ5:兄妹の名前を並べて、声に出して呼んでみる
最後は、候補を上の子の名前と並べて書き、実際に声に出して呼んでみましょう。
「〇〇、△△、ごはんだよ」と続けて呼んだときに言いにくくないか、聞き間違えやすくないかも大切なポイントです。
毎日何百回も呼ぶ名前だからこそ、家族の声になじむかどうかは画数と同じくらい大切にしたい視点です。



わが家は最終候補を紙に書いて冷蔵庫に貼り、1週間ほど兄妹セットで呼んでみました。
上の子が自然に「〇〇ちゃん」と呼んでくれた名前に決めたのは、今でも良い思い出です。
画数表とにらめっこして疲れたら、ぜひ声に出してみてくださいね。
画数より大切にしたい、兄妹の名前の「つながり」
兄妹の名前は、成長してから「どうしてこの名前にしたの?」と聞かれることも多いものです。
そのとき子どもたちの心に残るのは、画数の数字よりも「お兄ちゃんと同じ字を使ったんだよ」「二人とも春の光をイメージしたんだよ」という、親から受け取った想いではないでしょうか。
画数は名前を整えるための一つの道しるべで、兄妹の絆を決めるものではありません。
上の子との差を気にするよりも、「この子にはこんな想いを」と一人ひとりに向き合うことが、いちばん健やかな名づけにつながると私は受け取っています。
兄妹の名前と画数に関するよくある質問
Q.兄妹で画数に差があると、運勢にも差が出ますか?
画数の差がそのまま運勢の差になる、と断定できるものではありません。
姓名判断はあくまで名前を読み解く一つの考え方で、吉凶の判定も流派によって分かれます。
兄妹それぞれの名前を、比べずに一人ずつ見てあげることを大切にしてください。
Q.双子の場合も、画数は同じように考えていいですか?
基本の考え方は兄妹と同じです。
双子は比べられやすいぶん、総格をそろえたいと考える方もいれば、あえて違う個性の画数にしたい方もいます。
どちらも間違いではないので、ご家族が納得できる方を選んで大丈夫です。
Q.上の子の名前の画数が気になってきました。改名したほうがいいですか?
画数だけを理由に、急いで改名を考える必要はないと言われています。
子どもの名前の変更には家庭裁判所の許可が必要で、すでに呼び慣れた名前を変えることは、お子さん自身の気持ちにも関わります。
どうしても気になるときは、まず専門家に名前全体を見てもらい、受け止め方を相談してみると気持ちが落ち着くこともあります。
Q.兄妹で同じ漢字を使うのは、姓名判断的に良くないですか?
同じ漢字を使うこと自体が良くない、とする考え方は一般的ではありません。
同じ漢字は兄妹のつながりを感じられるすてきな選び方です。
気になる場合は、ステップ2のように人格と総格が吉数になっているかを確認すれば十分でしょう。
まとめ|兄妹の名前は「比べず、つなげる」画数の見方で
兄妹の名前と画数について、ポイントを振り返ります。
- 兄妹の名前の画数をそろえる決まりは、基本的にない
- 兄妹で必ず同じになるのは天格だけ。1文字目が同じなら人格も同じ
- 上の子と画数に差があっても、運勢の優劣が決まるわけではない
- 先に「そろえたいもの」を決め、人格・総格を中心に画数を確認する
- 兄妹で同じ流派を使い、最後は声に出して呼んで決める
画数は名前を整える一要素で、兄妹をつなぐのはご家族の想いと、毎日の呼び名です。
上の子と比べて不安になったときこそ、「この子にどんな名前を贈りたいか」に立ち返ってみてくださいね。



それでも「最後のひと押しがほしい」「上の子とのバランスを誰かに見てほしい」というときは、姓名判断に詳しい専門家に相談してみるのも一つの方法です。
私も一人で抱えていたときより、誰かに話して「大丈夫ですよ」と言ってもらえたことで、ずいぶん気持ちが軽くなりました。
納得のいく名前に出会えますように。








