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姓名判断の画数は旧字体で数える?サイトによって結果が違う理由も解説

目次

なぜ姓名判断では「旧字体」の画数を使うの?

まず「旧字体」と「新字体」について整理しておきましょう。

私たちが今ふだん書いている漢字は「新字体」と呼ばれ、1946年の当用漢字制定をきっかけに簡略化されたものです。

一方、「旧字体」はそれ以前から使われていた、より複雑な形の漢字のこと。

たとえば「桜」は新字体では10画ですが、旧字体の「櫻」は21画にもなります。

これだけで画数がまったく変わってしまうことが、おわかりいただけるでしょうか。

熊崎式と旧字体の深い関係

日本の姓名判断の代表的な流派「熊崎式(くまざきしき)」は、熊崎健翁が大正末期から昭和初期にかけて体系化した理論です。

この理論が作られたのは、旧字体がまだ日常的に使われていた時代のこと。

姓名の吉凶を判断する「五格(天格・人格・地格・外格・総格)」の計算も、すべて旧字体の画数を前提として設計されています。

そのため、伝統的な姓名判断では「旧字体の画数で数えるのが基本」とされており、現在も多くの専門家がこの考え方を引き継いでいます。

ただし、流派は国内に300以上あるとも言われており、新字体で計算する流派もゼロではありません。「旧字体が唯一絶対の正解」とは言い切れない部分もある、というのが実情です。

千明

私が最初に姓名判断を調べたとき、「桜」を10画で計算していました。でも後から旧字体の「櫻」21画で数えると知って、「えっ、それって全然違う画数じゃないの!?」と驚いた記憶があります。最初は誰でも迷うところなので、どうか焦らないでくださいね。

【早見表】旧字体で変わる部首の画数一覧

旧字体の考え方でとくに注意が必要なのが、部首(へん・かんむり・にょうなど)の画数の数え方です。

伝統的な姓名判断では、部首をそのまま書き順通りに数えるのではなく、「その部首の起源となった漢字の画数で計算する」というルールがあります。

以下の表をご確認ください。

部首名起源の漢字通常の画数姓名判断での画数名前への影響例
さんずい(氵)3画4画清:11画→12画、湖:12画→13画
くさかんむり(艹)3画6画花:7画→10画、葵:12画→15画
しめすへん(礻)4画5画神:9画→10画、福:13画→14画
りっしんべん(忄)3画4画快:7画→8画、悟:10画→11画
てへん(扌)3画4画拓:8画→9画

※ 上記は熊崎式など伝統的な流派に基づく一例です。流派によって数え方が異なる場合がありますので、ご利用のサービスや鑑定師の考え方もあわせてご確認ください。

千明

「くさかんむり」が6画になるというのは、最初に聞くと本当にびっくりします。娘の名前候補に「葵」を考えていたとき、新字体で12画だと思っていたら、伝統的な数え方では15画になると知って計算しなおした記憶があります。部首の違いだけでこれだけ差が出ることがあるので、ぜひ一度確認してみてください。

【要チェック】人名によく使われる漢字の旧字体・新字体の画数の差

部首だけでなく、漢字そのものにも旧字体と新字体で画数が大きく変わるものがあります。

とくに名づけでよく使われる漢字の中に差の大きいものが含まれていることがあるので、確認しておきましょう。

漢字(新字体)新字体の画数旧字体旧字体の画数
桜(さくら)10画21画+11画
礼(れい)5画18画+13画
恵(めぐみ・けい)10画12画+2画
広(ひろ)5画15画+10画
弥(や・ひろ)8画17画+9画
学(まなぶ)8画16画+8画

「桜→旧字体・櫻で21画」「礼→旧字体・禮で18画」など、よく使われる名前の漢字でも、旧字体との差が10画以上になるものがあります。

これだけ画数が変わると、五格のバランスも大きく変わってきます。

なお、実際に旧字体で届け出た名前(例:戸籍が「濱」)の場合は、そのまま旧字体の画数で計算します

新字体で届け出た名前(例:「浜」)を鑑定する際に旧字体の画数(「濱」の18画)に換算するかどうかは、流派や鑑定師の判断によって異なります。

姓名判断の結果がサイトによって違う「3つの理由」

同じ名前を複数のサービスで調べると、画数や吉凶の判定がバラバラになることがあります。

これには主に3つの理由があります。

理由① 旧字体か新字体かの違い

もっとも大きな違いがここです。

旧字体で計算するサービスと、今の字(新字体)のままで計算するサービスが混在しています。

「桜」「礼」「広」など画数の差が大きい漢字が名前に含まれている場合、どちらで数えるかによって結果がまったく変わってしまいます。

理由② 部首の数え方の違い

「さんずい」を3画で数えるか4画で数えるか、「くさかんむり」を3画・4画・6画のどれで数えるかは、流派によって異なります

たとえば同じ「清(せい)」という名前でも、さんずいを3画で数えると11画、4画で数えると12画になります。

理由③ 一字姓・一字名での「霊数」の扱い

「田」「木」などの一字の苗字や、「翔」「蓮」など一字の名前の場合、「霊数(れいすう)」という補助的な数字を加えて五格を計算する流派があります。

この霊数の扱い方も流派ごとに異なり、外格や総格の計算結果に影響することがあります。

千明

私自身も第一子の名づけのとき、3つの無料サイトで調べたら全部結果が違って、夜中に泣きそうになりました。「どれが正しいの……!?」という気持ち、ものすごくよくわかります。でも、違いが出るのは流派の差であって、「どれが絶対に正しい」というものではないんですよね。そう気づいたとき、少しだけ気持ちが楽になりました。

では、どの数え方で確認すればいいの?

「結果がバラバラなら、どの計算を信じればいいのか?」という疑問は、とても自然なことです。

まず「ひとつの流派・ひとつのサービスに絞って確認する」ことをおすすめします

複数のサービスを渡り歩いてしまうと、どれを基準にすべきかわからなくなりがちです。

伝統的な考え方に沿った結果を求めるなら、熊崎式ベースの計算(旧字体・伝統的な部首の画数)を採用しているサービスや専門家を選ぶのがひとつの目安になります。

そして、もうひとつ大切な視点をお伝えさせてください。

姓名判断の画数はあくまで「名前を読み解くためのひとつの手がかり」です。

画数の吉凶が名前のすべてを決めるわけではありません

名前に込めた想い、呼んだときの響き、字の形の美しさ……そういった要素も、お子さんの名前にとって大切な意味を持っています。

「凶数が出たから絶対にダメ」ではなく、「画数もひとつの参考にしながら、最後は家族で納得できる名前を選ぶ」というスタンスが、長く後悔しない名づけにつながるのではないかと感じています。

よくある質問

Q. 姓名判断の画数は、旧字体で数えるのが正しいのですか?

「正しい」とひとつに断定するのは難しい面もありますが、熊崎式をはじめとする伝統的な流派では旧字体の画数を使うのが基本です。ただし流派によっては新字体で計算するところもあるため、どの流派・サービスを基準にするかによって変わります。

Q. 「さんずい」が4画になると聞きましたが、本当ですか?

伝統的な姓名判断の多くでは、さんずいの起源が「水(4画)」であることから、さんずいを4画として計算します。ただし、流派によっては3画のまま数えるところもあります。

Q. 「くさかんむり」はいくつで数えますか?

流派によって3画・4画・6画と異なります。熊崎式など伝統的な流派では、起源の漢字「艸(くさ)」が6画であることから、6画として計算します。

Q. 戸籍に旧字体(例:「濱」)が登録されている場合は?

戸籍に旧字体が登録されている場合は、そのままその字の画数(「濱」なら18画)で計算します。新字体(「浜」の10画)に換算する必要はありません。

Q. サイトによって結果が違う場合、どれを信じればいいですか?

「どれが絶対に正しい」とは言い切れませんが、ひとつの流派・サービスに統一して確認することが大切です。画数はあくまで名前を見るための一要素ですので、迷いが深くなったときは姓名判断を専門とする鑑定家にゆっくり相談してみるのもよい選択です。

まとめ

この記事のポイントを整理します。

  • 姓名判断(とくに熊崎式などの伝統的流派)では、旧字体の画数を基本として計算する
  • 「さんずい→4画」「くさかんむり→6画」など、部首の画数が通常の書き順とは異なる場合がある
  • 「桜(10画)→旧字体・櫻(21画)」など、旧字体と新字体で画数が大きく変わる漢字がある
  • サイトによって結果が違うのは、①旧字体か新字体か、②部首の数え方、③霊数の扱い方、の3つの差による
  • まずひとつの流派・サービスに絞って確認する。画数は名前を見るためのひとつの要素であり、込めた想いや呼び名の響きも大切にする
千明

画数に「凶」が出ても、どうか焦らないでください。私も第一子のとき凶数が出て眠れない夜を過ごしましたが、今はその名前を毎日笑顔で呼んでいます。画数のことで悩みが深くなったときは、信頼できる専門家にゆっくり話を聞いてもらうのもひとつの選択肢です。名前に迷う気持ちは、それだけお子さんへの愛情の深さだと私は思っています。

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